一条工務店の見積を見て、検討する余地もないほどの金額に夢破れた翌日。
2社目の見積が出てきました。
東日本ハウスです。
あとになって振り返ってみると、なぜ東日本ハウスに見積依頼したのだろう?と少々疑問を感じるほど、名前も聞いたこともないハウスメーカーです。
ただ、これまで見た他のハウスメーカーに比べて、一番和風な家、ということだけは間違いない。
この日は一条工務店から見積をもらった日とは違い、特になんのトラブルも無く住宅展示場へ到着。
まあ、何度も行っている勝手知ったる近くの展示場なので当然です。
さっそく住宅展示場にある東日本ハウスのモデルハウスへ入り、すぐに打合せスペースへ通されました。
営業さんからは、すぐに間取のプランと見積を渡されました。
私が気になるのはとにかく値段です。
間取りよりもまず値段、ということですぐに金額を確認すべく、いきなり紙をめくって最後のほうの金額を書いてある紙を見る。
そして、驚きました。
おお、安い。
いや安くはないのですが、希望の予算をちょっと超えてるくらい。
これくらいならなんとなかるかな?という程度の金額。
たぶん、私、これならいけるぞ、というのが表情に出てたと思います。
でも、そんな表情もすぐにどんよりと曇ることになりました。
見積の紙から間取りが描かれている紙に目を移すと、その間取り図は、私たちの要望があまり反映されていません。
あまりというよりは、ほとんど反映されていないというくらいかも。
・・・我が家のいろいろな要望のなかから、間取りとかではなく、予算の要望を選択したみたいです。
実際には、これらの大手ハウスメーカーでは、家に対する要望と希望の予算がまったくあっていない我が家では、希望の予算で要望を満たす家を建てることは無理みたいです。
前日の一条工務店の営業さんは、間取りなどの家の要望をかなえた結果、予算が大幅オーバー。
今日の東日本ハウスの営業さんは、予算の希望をかなえた結果、間取りがまったく要望を満たしていない、という結果となりました。
悲しい現実です。
間取りを見ると、要望に沿おうと努力のあとが見られます。
ただ、そのためにすべての部屋が限界まで小さくなっています。
なので、広いリビングを、という要望は残念ながら跡形もなく却下されておりました。
というか、その他も広さがないといけないような要望はすべて却下。
まあ、そりゃあそうでしょう。
予算がとにかくありませんから。
逆にこの限られた予算の中で、よく部屋数が要望どおりにできたものです。
延べ床面積もかなり狭そう。
うん。
確かに狭い。
そりゃあ今のアパートよりは広いのですが、私の建てようと思っているところは、なかなかのど田舎ですので、その地域にある家の中で断トツで一番小さな家になりそうな予感。
それでも、要望が満たされていれば、過ごしやすい、いい家だと思いますが、完璧に満たされている要望は予算だけですから、この家はちょっとどうなのだろう・・・
結局、こちらも検討します、ということで帰宅することに。
しかも、こちらはいつもの住宅展示場だったので、特にこれ以上なにもありませんでした。
嫁も、
「さすがにこれはちっちゃ過ぎるかな」
と言っておりました。
ただ、この言葉の裏に
「おまえがもう少しがんばって、予算増やせばいいんじゃね?」
って、嫁が思っているのを感じ取ってしまった私。
胸に刺さる言葉です。
実際には言われてないけどね。
結局、見事に振り出しに戻りました。
でも、この数日後、住友林業の営業さんから電話が掛かってきました。
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