展示場へ行ってみる

恐ろしくいい加減な計算によって、思いのほか安く家が建てられるのでは?と大きな勘違いをした私は、まず住宅展示場に行ってみようと思いました。

一番近い住宅展示場は今住んでいるアパートからそれほど遠くない距離にあります。

ちょっと出かけようとすると必ず通る主要な幹線道路沿いにあるため、誰でも知っていると思います。

住宅展示場にはたくさんの会社が入っていて、一度でいろいろ見れそうだし、家を建てるための土地はありますから、新聞のチラシにあった建売物件を見ても仕方がない。

それにチラシの建売は聞いたことのない会社でした。

それよりも聞いたことのある会社に建ててもらったほうが安心、と考えました。

幸いなのか、運悪くなのか、一番近い住宅展示場の広告がちょうど新聞の広告欄に載っていました。

今週末はイベントをやっている。

ちょうど我が家の子供の大好きなアンパンマンショー!

もはや展示場に行くのは運命でしょうか?

我が家がやってくるのを待っているといっても過言ではないのでは!?

住宅展示場で子供向けのイベントをやっていることは、知っていましたが今まで行ったことはありません。

まだ、微妙に子供が小さかったこともありますが、なんかすごく強引に勧誘されて、あれよあれよという間に家を買わされてしまうのでは?などと警戒していたのでいけなかったのです。

でも、子供もちょうどそういったショーが見たい、と思うくらいに大きくなって、さらに週末の天気は見事な晴れ予報。

結構暖かくなってきたころで、絶好のお出かけ日和。

これはもう住宅展示場に行くしかない。

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いざ展示場へ

そして、迎えた週末。

雲ひとつない快晴です。

こうなったらいきおいで今日家買っちゃうか!なんて冗談を言いながら、意気揚々と家族で展示場に向かいました。

展示場についたら、家のことはとりあえず置いといて、アンパンマンショー。

でも、行くのが少し遅かったので、もう前のほうでは見れませんでした。

それでも子供は十分満足したよう。

最後に握手してもらい、写真を撮っていたと思います。

見ている分には楽しそうだったのですが、握手はあまりうれしそうではありません。

着ぐるみの大きなアンパンマンがちょっと怖かったみたいです。

まあ、無料のショーなので、そこそこ喜んでもらえれば特に言う事はありません。

ショーも終わり、こどもはすでに満足したようですが、ここからが私と嫁の本題です。

住宅展示場には、新しくできたきれいな住宅街のように家が並んでいます。

モデルハウスなので当たり前かもしれませんが、どの家もすごくきれいです。

展示場内を歩きながら、まずどれに入ろうか?と嫁と相談していたのですが、ほとんど知識無しで来たため、どれに入ればいいかわからない。

最初の一軒目は本当に悩みました。

まだモデルハウスに一度も入ったこともないので、警戒心もMAX。

なかなか一歩が踏み出せません。

おのぼりさんのように、きょろきょろと家を見ながら歩いていました。

結局、とりあえず有名どころにしよう、ということになり、ならばと最大手の積水ハウスにしてみました。

入ったのはたしか、積水のビー・サイエ。

初めてのモデルハウス

玄関を入っていくと、女性の方がやってきて、とりあえずアンケートにご記入ください、というようなことを言われたので、ソファーに座ってアンケートを記入します。

アンケートに記入を終えると、営業マンがモデルハウスを案内してくれました。

私は、驚きました。

本当にはじめて行ったモデルハウスだったのですが、そのおしゃれさにびっくりしてしまいました。

後々になって気がついたのは、そのモデルハウスのセンスの良さ。

内装やインテリアの雰囲気なので好き嫌いもあるとは思います。

でも、ドラマに出てきそうな家って言うのかな。

そういう洗練された雰囲気の見事な家でした。

でも、はじめて行ったモデルハウスだったので、細かいところは、なーんにも覚えていません。

覚えているのは、とにかくすっごくおしゃれな家、というだけ。

どのあたりがおしゃれと感じたのか?

・・・・・わかりません。

記憶にあるのは本当にその感想だけ。

本当にすごくおしゃれな家でした。

営業マンは、このくらいのモデルハウスだと、実際は1億以上かけるのですが、ここはそれ以下の7000万くらいしか、かかっていないんですよ、とかなんとか言っていました。

なにがすごいのかよくわからないままに、へー、それはすごいですね、なんていい加減な相槌してましたね。

冷静に考えると、セールストークになっているような、なっていないような、微妙な内容の話ですね。

だって私はその時、家は1700万くらいで建てられると思って、見にきていますから。

家が欲しい!

他にも構造など、いろいろ説明を受けて、最後に金額について質問しました。

普通に家族4人くらいの家って、予算はどれくらいになるんですか?

質問もかなりあいまいです。

この質問に、返ってきた答えは、2500万くらいですね、という回答。

・・・・・マジか。。。

えっと、私は1700万くらいで建てる予定なのですが、とは、とても言い出せない。

そして、明らかに動揺が態度に現れたと思います。

後から嫁に聞くと、表情の変化が笑えた、と言ってました。

でも、それを悟られないように、あー、それくらいですか。

なんて、予想通りです、って感じで答えてやりました。

この強がった答えに、なんの意味があったのかは謎です・・・。

なぜかブラフをかましてしまいました。

その後、ん、脈ありかと思われたのか、ご予算はどれくらいをお考えですか?と聞かれてしまった。

そこでは、2000万くらい、と答えときました。

ちょっと見栄を張って高めに言ってみたけど、営業マンが2500万っていっているのだから、まったく見栄をはったことになってないですね。

そのおかげなのか、まったくしつこく勧誘などはされず、静かに帰宅することができました。

その日は他に予定もなかったので時間はまだまだあったのですが、他のモデルハウスを見ることもなく、そのまま展示場を後にしました。

今になって考えれば積水ハウスなら2500万じゃ厳しいですよね。

営業マンもかなり安めに言ってます。

それなのにその金額に私、かなりびびりました。

帰宅途中、少々落ち込む私。

それを見て、付き合って静かにしているが、ちょっと面白がってそうな嫁。

子供は疲れたのか、チャイルドシートですぐに寝ていました。

2500万。

1700万で家を建てられると思っていた私は、はじめの一歩目にして、速攻で夢破れたわけです。

ただ、私は車で帰る途中、すぐに復活。

なんだか急に悔しくなってきて、こうなったらなんとしても家を建てよう、と突然メラメラと闘争心に火がついて、がぜんやる気となってきました。

今日行ったのは、最大手の積水ハウス。

有名なだけあって、値段も一番高かったのかもしれない。

いや、そうに違いない。

それなら、また後日展示場へ行って他のメーカーも見てみよう、ということになりました。

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